監督:前田弘二
出演:橋本環奈
長谷川博己
安藤政信
武田鉄矢
てっきり薬師丸ひろ子版のリメイクだと思って見始めたら、続編だったとは。どうりで、こんな話だっけ???と、見ながら頭の中が「?」だらけになったわけだ。
でもって、ひたすら橋本環奈が可愛い(さらに、歌もなかなかうまい)という、ただそれだけの映画。こんなクソ脚本とクソ演出で、主役の橋本環奈をはじめ、かなり豪華な役者陣が一生懸命がんばっているのは、気の毒としか言いようがない。
何の意味があるのかさっぱり分からない長回しで、やたらと揺れて動いて、見ているほうが酔いそうになるカメラワークなんぞ、まったくもって最悪でしかない。これまた何か良い効果があるとも思えない逆光の多用とか、とにかく撮影方法が不愉快きわまりない。
長谷川博己のアクションは、なかなか良かったけど。金属バットの扱いとか、「突きこそ基本」ってね。
それにしても、何度も書くけどカメラワークが最悪。おまけにテンポも悪いし、こんだけ豪華な役者を集めておいて、どうして?!ってぐらい、つまらない。
同じ原作に同じ配役でも、脚本と監督を変えれば百万倍面白くできるのに、本当に残念。オープニングで角川100周年記念作品とか表示されてた気がするけど、角川、大丈夫か?!
鑑賞日:2020年4月26日
製作:2015年・日本