監督:片山慎三
出演:佐藤二朗
伊東蒼
清水尋也
森田望智
佐藤二朗と伊東蒼、卓球めちゃくちゃうまいな。びっくりしたわ。あれ、CGじゃないよね・・・??? あの卓球ラリーだけでも、この映画は十分に見る価値がある。
最初は、佐藤二朗演じる父親のあまりの薄汚さ下品さに脱落しかけるほどなのだが、すぐに父親は失踪。あんな小汚い父親探さなくてもいいじゃん・・・と思っていたら・・・。
お次はまるで昭和30〜40年代みたいな映像がしばらく続く。昭和な町並み、伊東蒼と石井正太朗の初々しい昭和の中学生的やりとりに、しばしほのぼの。
それがまた、いつの間にかサスペンスへと変貌していき、登場人物のキャラクターも当初とは激しく違って見えてくる。
一粒で二度三度おいしい作品。
役者も揃っているし、展開の仕方も上手で引き込まれる。「さがす」というタイトルから予想していた内容と随分違ったけれど、これはかなり面白かった。
それにしても、森田望智の不死身っぷりには笑った。
鑑賞日:2022年10月19日
製作:2021年・日本