監督:大友啓史
出演:佐藤健
藤原竜也
武井咲
青木崇高
最初の作品を見てから早3年半近く(って、今調べて自分でも驚いた!)、ようやく続編を見られて非常にうれしい。長編であること、じっくり落ち着いて決して邪魔されない環境で一度も中断せずに見たかったこと、さらに間を空けずに三作目も同様の条件で見たかったことから、なかなか見る機会がなかったのである。はぁ。
相変わらず、息もつかせぬド迫力アクションの連続で、佐藤健が「死んじゃうんじゃないかと思った」と撮影を振り返っていたのも、頷ける。それにしても、この作品での佐藤健は実にかっこいい。長い髪もよく似合うし、ただならぬ雰囲気、立ち居振る舞い、一分の隙もない。電王に出ていた時は、なんでこんな情けない兄ちゃんがヒーローなの、と思ったものだが、化けるもんだねぇ。
藤原竜也は、顔が分かるのは最初のほんの数カットだけで、ほとんどのシーンがグロメイクだったのにびっくり。演技力とかアクションとか、あまり必要ない感じだけど、不気味さだけはスゴい。
新しく登場した忍者キャラの土屋太鳳は、かわいい〜♪ けど、どんな事情があったにせよ、盗みを働くという設定はどうかと思う。ってか、盗んだ理由が結局なんだかよく分からないし。
伊勢谷友介のキャラって、存在意義が今ひとつ分からなかったんだけど、三作目で大きくからんでくるのかな?
三浦涼介は、金髪が似合うのは分かるけど、ここでもアンクキャラかよ・・・ってか、この時代に金髪に染める技術があったのか??? まあ、主人公も茶髪だけどさ。神木隆之介も、なんか芸幅狭いっていうか、お決まりのキャラだな。
それにしても、武井咲演じる良い子ちゃんキャラが超ウザい。殺るか殺られるかという時に「殺しちゃダメ」「殺しちゃダメ」って、じゃ黙って殺されろというのか。そんな甘ちゃんで京都まで押しかけて来て、いったい何を手伝えるというのか。殺さずに敵を抵抗不能にすることなんて不可能だし・・・。命ある限り、敵は何度でも襲いかかってくるだろうが! もちろん現実世界では「殺しちゃダメ」だし、普通は殺した本人も心に深い傷を負うことになるわけなんだけど、そんなリアリティをこの手の映画に持ち込まれてもねぇ。三作目には、もう出てこないといいなぁ、このキャラ。
鑑賞日:2016年7月6日
製作:2014年・日本