☆ ルームロンダリング

監督:片桐健滋
出演:池田エライザ
   オダギリジョー
   渋川清彦
   伊藤健太郎

 映画がなかなか面白かったので、その後、ドラマ全4話も見た。映画とドラマ、両方合わせての感想です。評価は、映画だけだったら「+」なしの「☆☆」かな。

 事故物件に住む仕事のお話ということでホラーっぽい設定だけれど、実はコメディ。なかなか笑えて楽しいし、ドラマのほうはホロリともさせられる。あんな幽霊だったら、いくら出てきても怖くない。

 池田エライザは演技がうまいというわけではないのだが、周りを芸達者が固めているので安心して見られるし、雰囲気が役柄に合っていて良かった。好きになった。

 伊藤健太郎もハマり役。ああいう、少し気の弱い優男の役はとっても上手なので、早くメジャーな仕事に復帰できるといいねぇ。

 ドラマ版のほうがより面白いので、映画を見たらドラマも続けて見ることをお薦めします。順番としては、映画が先ね。

 映画のほうは、母親の事情を主人公に秘密にしていた理由がさっぱり分からないし、オダギリジョーの登場の仕方も変過ぎる。あと、他人に「笑って」とか言うヤツって、真剣にムカつく。泣きたい時は泣けばいいし、怒りたい時は怒ればいい。笑いたくない時に「笑って」とか言われたら逆に一段と不愉快になるし、そもそも他人に(家族に、でも)そんなこと言われる筋合い、誰にもない。

鑑賞日:2022年3月12日
製作:2017年・日本


− ビデオ感の目次に戻る
− 映画関連コーナー目次に戻る
− トップに戻る