監督:橋本一
出演:内野聖陽
高嶋政伸
柄本佑
松下由樹
今週は、風邪で予定していた映画を観に行けなくなったはらいせに(?)、家で映画を見まくっている。
テレビドラマの「臨場」は見たことがないので、登場人物の人間関係などは知らなかったが、特に問題なく楽しめた。この手の警察物ドラマは、大抵ははずれもなく、見ている間はとても楽しい。あまり救いのないお話なので、見終わった後の気分は少々重苦しいが、とりあえず面白い。
主人公の内野聖陽は、むさ苦しいおっさんが、そのうち格好良く見えてくる・・・ということは全くなくて、最後までむさくるしいままだし、妙に態度がでかくて偉そうである。しかし嫌悪感をもよおすほどではなく、それなりに愛着が湧くキャラだ。
この作品、悪いやつは本当にそういう顔をしていて、気の毒な人はこれまた本当にそういう顔をしている、なんともひねりのない(?)というか分かりやすいキャスティング。それにしても! いつもながら柄本佑の顔の醜さは許容範囲を超えている。親父に似ていると言ってしまえばそれまでだが、なんでこんな不細工が役者として出てきてそこそこ売れているのか、理解不能。安藤サクラとともに、不細工なくせによく出てくる俳優の男女双璧だな。
で結局、彼らの罪はどうなったのか、などの事件に関する現実的なエンディングがいっさいないところが、非常にいい。どこか浮き世離れした終わり方が、ナイス!
鑑賞日:2014年8月28日
製作:2012年・日本