☆ R100

監督:松本人志
出演:大森南朋
   前田吟
   冨永愛
   大地真央

 ここまで酷評されると逆に見たくなる、というレベルで酷評されていたこの作品、なんと、ロサンゼルス郡図書館のオンラインレンタルにあったので「時間の無駄になるかな」と危惧しつつもついつい見てしまった。

 結果・・・うぅ〜ん・・・見ている最中にかなり睡魔に襲われたけど、最初から期待していないせいか、中盤までは割と普通に見られてしまった。冨永愛の見事な女王様っぷりは、一見の価値あり。スピンオフ作ってほしいぐらいだ。鳴り物入りだったはずなのに、とんでもないガッカリだったシレーヌとは、比べものにならない素晴らしさ。

 松本人志が警官役で出てくる場面は、唯一、普通に面白くて笑えた。さすが、芸達者!(製作側は向いてなさそうだけど)

 しかし、CEOなる巨大女が出てきてからはあまりの寒さに・・・(たまたま南カリフォルニアに熱波が襲来していて40度超の暑さだったので、ちょうど良かった・・・???)。片桐はいりもかなり寒いが・・・

 ってか、あの巨大女、誰がどっから見つけてきたんだよ・・・??? ちょっと調べたら、今住んでるとこの近所出身だし・・・って、どうでもいいけど・・・。もしかして、彼女が出ているから、ロサンゼルス郡図書館でレンタルしてる???

 見ている途中で、同じような毛色の監督の駄作として自然と頭に浮かんだのが「アキレスと亀」。私的には、「アキレスと亀」より「R100」のほうがマシかも、と・・・。全く意味不明だけど・・・

 ってか、大森南朋ってこの映画の通りの冴えないツラのただのおっさんだよね! いつも(私が見る作品だけ?)中途半端なロン毛にして顔一部隠して格好つけてイケメンぶってるから(新井浩文も同じパターン)、ショボい素顔をさらすこの作品が新鮮に感じる。ついでに、恍惚の表情だと思われるCGが気持ち悪過ぎる・・・夢に出てきてうなされそう。

 それにしても! 誰が選択してるのか知らないが、こんな作品がロサンゼルスの図書館のオンラインレンタルの数少ない日本作品のラインナップに並んじゃってて、いーんですか???

鑑賞日:2016年8月16日
製作:2013年・日本


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