監督:今石洋之
声の出演:松山ケンイチ
早乙女太一
堺雅人
佐倉綾音
「亜人」や「東京喰種」あたりを彷彿させる設定自体はあまり目新しいことはなく、ストーリーはある程度、先が読めてしまうし、予想を大きく外れる展開もない。
ただ、映像がかなり斬新。前衛的というかサイケというか、ぶっちゃけ目がチカチカしてしまった。劇場の大画面で観たら酔うかも。妙に美しく立体感のあるCGアニメーションに食傷気味な今日この頃、平面的な映像が逆に新鮮。
スピード感たっぷりで退屈している暇もなく、戦隊モノを見ているような気分で戦闘シーンを楽しみ、かなり強引な大団円まで一直線。これは確かに「応援上映」に向いているかもしれない。
声の出演は本職じゃない人が多いものの、松山ケンイチはまったく問題なし。早乙女太一も、まあ許せる範囲。堺雅人は、声質もあって微妙に違和感があったかな。というか堺雅人の声って、本人を見ながら聞いているとあまり気にならないんだけど、実はかなり個性的だったのね。あの顔と切り離されて声だけ聞くと、どうにも変な感じである。
鑑賞日:2020年2月9日
製作:2019年・日本