監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介
ARATA
夏木マリ
竹中直人
すごい、最高。卓球なんてダサい(失礼!)競技を題材に、よくもこんなに格好いい青春ドラマ(スポ魂ドラマ?)を作ったものである。見事としか言いようがない。
ビデオの最後で監督自身も語っていたが、なによりもまず配役がすごい。決まった時は監督が狂喜したという窪塚洋介、ARATA、サム・リー、中村獅童、大倉孝二の若手主要キャスト5人を、超芸達者な竹中直人とベテランの夏木マリががっちりサポート。とにかく、マンガで描いたみたいな個性派揃い。子役も大人になってからを演じる役者とよく似てるし、この作品の命ともいえるキャスティングに監督がどれだけ心血を注いだかが伺われる。
窪塚洋介のやんちゃっぷりや竹中直人のぶっとびぶりは、もちろんとっても見事で素晴らしいんだけど、意外性はない。それより「あなた一体なにものですか?!」という感じの芸名のARATA、彼の静の演技と存在感がものすごい強烈で印象に残りまくり。いろんな意味で、まったくもって「なにものですか?!」って感じ。
いや〜〜〜、それにしても良かった、実に良かった、本当に良かった♪
ところで、チンピラに「どこ見て歩いてんだよ?」とからまれた大倉孝二の「どこ見て歩いたら誉めてくれんだよ?!」って返しが、かなりツボ。最高です。
鑑賞日:2003年3月8日
製作:2002年・日本