監督:GUILLERMO DEL TORO
出演:CHARLIE HUNNAM
IDRIS ELBA
菊地凛子
CHARLIE DAY
なんというか、「二流超大作」とでも言えばいいのか。かなり長いけれどそこそこ楽しめるのは、人間じゃなくてバケモノや巨大ロボット(?)がメインだから。いやもう、とてつもなくお金をかけたB級映画って感じ。
監督はきっと、日本の特撮やアニメのヒーロー物が大好きなんだろうね。かつて(40年ぐらい前?)ウルトラマンで毎週毎週あんなに町が壊されてるのに、どうして翌週にはまた元に戻っているのか、という、日本全国にかなり広く知れ渡った突っ込みがあったが、まさにそんな感じ。あんなバケモンが次々出てきたら太平洋岸の都市なんかとっくにのきなみ廃墟と化してるハズなのに、なんで普通に高層ビル群や繁華街があって栄えたりしてんの??? 人類の味方ロボットまで遠慮なく都市を破壊しまくってますけど・・・
なんにしても、バケモノと巨大ロボットの戦闘シーン&破壊シーンの出血大サービスでお腹いっぱい。劇場で観てたら胸焼けしてたかも。
一方、人間は本当にどうでもいい感じ。主人公をはじめとする兄ちゃんたち、みんな髪型や感じが似てて区別つかないし、キャラ設定も適当。司令官と博士たちはさすがに区別がついたし、それなりのキャラだったけど、主人公より脇役に力入れてどうすんだ。
ヒロイン役の菊地凛子は、媚びるような上目遣いが超ウザい。かと思えば武闘には長けている。そのくせ、普段は妙にシナを作るような思わせぶりな動きをするし、強くたくましいキャラなのか、なよっちいキャラなのか、はっきりしろ!と言いたくなる。クールに見せたかったのなら大失敗してる。色目使ってぶりっこしてるようにしか見えない。菊地凛子、今まで特に好きも嫌いもなかったが、なんか嫌いになってしまった。
鑑賞日:2017年10月7日
製作:2013年・アメリカ