監督:チャン・イーモウ
出演:ウェイ・ミンジ
チャン・ホエクー
チャン・ジェンダ
大好きなチャン・イーモウ(監督としてはもちろん、「テラコッタ・ウォリア」での役者としての彼も大好き)の作品だし、皆が誉めてるし、特に筑紫哲也さんなど2000年末に「今年見た中で最高の作品」なんて発言してた。レンタルビデオ屋ではいつも貸し出し中だったところ、ようやく借りられた。そんなこんなで、見る前の期待があまりにも大き過ぎた。
なんというか・・・、かつては中国政府に作品の上映を禁じられたりしたチャン・イーモウも、こんな作品を作るようになっちゃったのね・・・
登場人物は全員素人なのか、すべて役名=本名のようである。主人公の代用教員を演じるウェイ・ミンジが、実に無愛想で身勝手で強引なところまでは許せるが、あまりにも幼稚でいらいらしてくる。
彼女のキャラクターだけでなく、ストーリーもまるでドキュメンタリーのように無愛想に展開していくのだが、終盤で唐突に急旋回。いきなり、いかにも作り話っぽい感動ドラマに様変わりする。だったら、最初からもっと観客に愛想良く作ってよ!
そもそも彼女は、金が欲しくて生徒を捜しに行ったんじゃなかったのか?!
まあ、悪くはないけど・・・、うぅ〜〜〜〜む・・・
鑑賞日:2002年4月22日
製作:1999年・中国