監督:犬童一心
樋口真嗣
出演:野村萬斎
佐藤浩市
山田孝之
上地雄輔
野村萬斎は、すごいなあ。ため息が出る。あの役を、他に一体誰ができる?! 周りも芸達者が揃って見応えたっぷり。(あ、でも、初めて見た榮倉奈々は可愛かったけど、成宮寛貴と共に微妙に浮いてたかも・・・)
予告を見て、もう少し軽い内容かと思っていたが、予想していたよりシリアスなお話。でも、ところどころに笑いもあって、2時間半の長さを感じさせない。というより、もっと長く見ていたい感覚に陥る。
最近、戦国時代や江戸時代を舞台にした本を読むことも多く(図書館の本のラインナップが偏ってるからさ・・・ってか、日本語の本があるだけ感謝だけど)、現代に嫌気が差していることもあって時代物が割と好きになってきた自分である。この映画の人物描写がどのぐらい事実に即しているのか分からないが、本当にこんなにスゴい「お殿様」がいたのだとしたら、当時の城下の人々がうらやましいぐらいだ。味方の武将たちはもとより、敵ながら石田三成もなかなかいい男として描かれていて、後味も悪くはない。
一風変わった終わり方は好き嫌いがあるだろうが、「盛者必衰」「栄枯盛衰」という感じ(?)で、私はまあ好きかな。
鑑賞日:2014年5月3日
製作:2011年・日本