監督:F. GARY GRAY
出演:SAMUEL L. JACKSON
KEVIN SPACEY
DAVID MORSE
SAMUEL L. JACKSONは、お世辞にもハンサムとか格好いいとは言い難い。彼が登場する映画が始まった直後は、(毎日、見慣れているわけではないので)毎回ちょっと怖い(?)。しかし、あんなに怖かった彼の顔が、毎回、見終わる頃にはすっかり「いい顔」に感じられる。いつも思うが、彼の演技は本当に実に素晴らしい。
JACKSONと、やはり名優のKEVIN SPACEYが演じる2人の「交渉人」と、誰が味方で誰が敵なのかわからない警官たちとの、息がつまるような攻防。なんだかいつも警官役のような気がするMORSEの名脇役ぶりも見事。
最後まで、はらはらどきどきが続く。映画だとわかっているのに、緊張してしまう。こんなに引き込まれてしまうのは、脚本も監督も脇を固める俳優陣もすべてが素晴らしいことはもちろんだが、JACKSONの演技力によるところが非常に大きい。
鑑賞日:2001年9月12日
製作:1998年・アメリカ