監督:バルタザール・コルマウクル
出演:イングヴァール・E・シーグルソン
オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル
ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
オーラフィア・フロン・ヨンスドッティル
見慣れないアイスランドの景色に目を奪われる。行ってみたいとそそられる反面、これまた見慣れない食べ物が結構グロだし美味しくなさそうで、いざ行ける状況になっても二の足を踏んでしまいそう。羊の頭の丸煮(?)をドライブスルーで買って、そのままかじりついて食べるというのは、かなり気色悪い。スープも妙にまずそう。もちろん、観光地に行けば観光客向けに、世界標準の(?)食べ物を出すレストランがたくさんあるのだろうとは思うケド。
食べ物に限らず、全体にグロテスクで気色悪い映像が多い。画面の向こうから悪臭が漂ってきそうな場面もある。食事中に見なくて良かった。
登場人物も大半が泥臭いというか薄汚いというか、顔立ちも独特な人が多いし、洗練とはほど遠い。まあ国にもよるけど、世間一般に美男美女なんてそんなにいるもんじゃないし、リアルといえばリアルか。登場人物の聞き慣れない名前が覚えにくい代わりといっては何だが、役者それぞれの個性的な顔のお陰で容易に区別がついて助かった。登場人物の顔の区別がつきにくい映画やドラマって結構あるからね(「教場II」の女子生徒の区別のつかなさ具合はひどかった)。
ストーリーは、なかなか面白い。殺人の動機がかなり意外だった。
鑑賞日:2021年1月14日
製作:2006年・アイスランド/デンマーク/ドイツ