監督:瀬々敬久
出演:佐藤健
阿部寛
清原果耶
倍賞美津子
いくつか映画賞を受賞していたので、見てみることに。てっきりエンタメ寄りのサスペンス作品かと思ったら、バリバリの社会派作品だったので驚いた。
清原果耶は、(他の作品でも何度も演じているが)暗い役が上手だし似合う。可愛いんだけど印象に残らない、似たような感じの若い役者が群雄割拠する中で、あの恨みのこもった目はとても印象的で、大きな武器になるはず。
場面が何度も前後するけれど、特に分かりにくい部分はなく、脚本も演出もよくできている。
震災は、天災は、どうしようもないけれど、今の日本は国全体が人災の塊みたい。アベノマスクに代表されるように、国は信じ難いような愚かなことに血税を平気で無駄遣いしまくるくせに、生活保護みたいな微々たる出費をケチる。ほんっとぉ〜に、ばっかじゃないの! ウクライナに大金出す前に、自分の国の国民を救えよ!!!
倍賞美津子さんは、枯れても美しい。老いてもいつまでも瑞々しい吉永小百合とは、また違った美しさ。自分もこのように枯れたいものです。
鑑賞日:2022年4月10日
製作:2021年・日本