監督:ROBERTO BENIGNI
出演:ROBERTO BENIGNI
NICOLETTA BRASCHI
GIORGIO CANTARINI
原題はイタリア語なので、フォントを表示できない。よって、ここでは日本公開時のタイトル(米公開時のタイトルをそのままカタカナにしたのが、ちょっと気に入らない。「素晴らしきかな、人生」とか何とか、工夫してほしかった)で紹介。
あらすじや観た友人の話からイメージしていたようなメロドラマではなかった。喜劇というか、「チャップリン」(というジャンル)だな。
どんな状況にあっても、明るく陽気にユーモアとともに人生を楽しむ。暗い時代の悲しい話であるにもかかわらず、ちっとも暗さがない。思わず微笑んでしまうエピソードがちりばめられている。まさに「人生は素晴らしい!」というか、「人生は、自分で素晴らしくするものだ!」という、力強いメッセージ。
子役のGIORGIO CANTARINIがまた、とってもかわいらしくて、非常によくやっている。
BENIGNIとBRASCHIは、チャップリンとエドナ・パーヴィアンスのような関係なのか、よく共演しているようである。決して作品をけなすつもりはないのだが、BENIGNIがビリー・クリスタルみたい(ようするにダサい)だったり、BRASCHIが彼女のお母さん役より老けてるのに「美しいお嬢さま」という設定だったりするの、個人的にはちょっと苦手。でも、見るからに幸薄そうな美男美女がこの役を演じたら、喜劇にならず、お涙ちょうだいのメロドラマになっちゃうんだろうな。そうやって考えると、チャップリンが作品によって泣けてしまうのは、彼が男前で素敵で、相手役がいつも美人だったからか・・・?
鑑賞日:2001年2月13日
製作:1997年・イタリア