☆ LET ME IN(モールス)

監督:MATT REEVES
出演:KODI SMIT-MCPHEE
   CHLOE GRACE MORETZ
   ELIAS KOTEAS

 かなり印象に残った映画「LAT DEN RATTE KOMMA IN(LET THE RIGHT ONE IN/ぼくのエリ 200歳の少女)」をハリウッドで再映画化ということで、比べてみたくなって借りてみた。結果、大きな違いはないけれど、こちらのほうが恐怖映画寄りって感じかな。特撮部分で、いきなり安っぽい不自然な動きになるのには苦笑だけど、そういったシーンはたくさんはないので許せる。

 個人的には、スウェーデン版の少年少女のほうが好きだな。あと、この作品の舞台がニューメキシコってのがねぇ。ロスアラモスは山間部で寒いんだろうけど、でもニューメキシコのイメージって言ったら乾いた砂漠だもんねぇ。ミネソタとか、ニューヨーク州北部の田舎町とかにしてくれたら良かったのに。古い写真を発見するシーンも、そこまではっきり現実を見せなくても、って感じだし。というわけで、やっぱりスウェーデン版のほうが全体的にしっとりと情緒があって詩的だと思う。

 しかし、邦題はこっちのほうが全然マシ。これって、結構重要だよ。

鑑賞日:2012年1月1日
製作:2010年・アメリカ


− ビデオ感の目次に戻る
− 映画関連コーナー目次に戻る
− トップに戻る