監督：湯浅政明
声の出演：片寄涼太
　　　　　川栄李奈
　　　　　伊藤健太郎
　　　　　松本穂香

　なんかまた外してしまった。昨日見た映画が今ひとつだったから、今日は外したくなかったのだが・・・。

　これはまあ、なんというか、超現実波乗りファンタジーとでもいうのか。水の映像はきれいなんだけどねぇ。

　まず片寄涼太、声優はあまり上手じゃない。実写だったら片寄涼太と主人公キャラは合ってるんだけどなぁ。一方、川栄李奈と松本穂香はもし実写だったら演じるキャラが逆だ。どうでもいいけど。

　突っ込みどころは限りなくあるが、全体を通して室内の描き方が滅茶苦茶なのが一番気になる。一人暮らしの大学生の引っ越し荷物なのに、段ボール箱があんなにあるわけね〜だろ！！！　もう冒頭からドッチラケでどん引き。一人暮らしのアパートが毎回、高級ホテルのスイートかっちゅうぐらいだだっ広いし、あの温泉旅館みたいな大風呂は一体なんなのか？？？　共同浴場付きアパート？？？　あり得なさ過ぎる。恋人が妖精（？）になるファンタジーは楽しめても、この手の非現実には思いっきり冷めるし腹が立つ。

　そもそも、恋人がなんで亡くなったのかはっきり描かないのもイライラする。最初は水上バイクとの接触事故かと思ったのだが、そういうわけでもなさそうだし、その辺をちゃんと描いてくれないと感情移入できない。

鑑賞日：2020年11月22日
製作：2019年・日本