監督:兼崎涼介
出演:沢口靖子
内藤剛志
佐々木蔵之介
若村麻由美
特にシリーズのファンというわけではない。テレビドラマは現在の最終シーズンになってから、ゲスト俳優が話題になっている時(仮面ライダー俳優の競演とか、映司とアンクの共演とか・・・)に何回か見たことがある程度。
別にテレビドラマを見ていなくても、問題なく楽しめる。もちろん、シリーズのファンならもっと楽しめるのだろう。ただ、さんざん言われているように、主役が科捜研なので映像的にあまり派手にはできない。美しい紅葉や京都の景色を多用してはいたが、わざわざ劇場に足を運んでまで見ようと思う人はそれほど多くないだろう。大半は、少し待って配信で見ればいいや、とか、どうせそのうちテレビで放送するでしょ、みたいな感じで。(だから興行収入は今ひとつだった)
お話は、もう水戸黄門的で、安心して見ていられる。そういうのが好きな人向け。
それにしても、内藤剛志演じるキャラが、主人公に向かって「お前」「お前」って、話し方そのものもやたらと偉そうだし、特に最後なんか非常にムカついた。何様だよ?! モラハラ夫かよ?! コアなファンじゃないから二人の関係性は知らないけど、例え誰が相手でも、狙って嫌なヤツを演出しているのでもなければ、この時代にあの話し方はないでしょう。2020年代という時代を考慮して、セリフを考えてほしかったなぁ。せめて言い方を柔らかくするとか。
鑑賞日:2022年4月20日
製作:2021年・日本