監督:佐藤祐市
出演:土屋太鳳
芳根京子
浅野忠信
檀れい
素晴らしい、がっつりと見応えがある。見事な演技のぶつかり合い、演技と演技の一騎打ち。演技派の芳根京子がすごいのはもちろんだけど、土屋太鳳も負けていない。見直した。改めてファンになりましょう(実年齢を無視した学生役とかは、ホント、止めてほしいけど)。
顔に関係なく、中身がニナか累か一目でちゃんと分かる、二人の演技が実に素晴らしい。徐々に二人の主従が入れ替わっていく演技も見事。
ちょっと分からなかったのは、累の顔の傷は、小学生時代の屋上での事故でできたっていうことなのか、ではその前は何が理由でいじめられていたのか・・・(まあ、いじめに筋の通る理由なんてないかもしれないけど)。もしかすると原作の累は酷い醜女だけれど、実際に演じる芳根京子は美人だから、醜くするために派手な傷をつける事件を追加したのかな。
それにしても、面白かった。もう一回、見たいぐらいだ。どことなく、「おろち(木村佳乃主演の映画)」を彷彿させるな。
鑑賞日:2019年9月13日
製作:2018年・日本