監督:渡辺歩
声の出演:芦田愛菜
石橋陽彩
浦上晟周
田中泯
まず何より、声の出演者が悪い。一言二言しかセリフがない端役まで超不自然で下手くそだったのは、わざわざキャスティングするのが面倒だったからその辺にいたスタッフにでも言わせたのか??? 不幸中の幸い(?)で主役の芦田愛菜は合格点だったけれど、森崎ウィンも富司純子も最悪だし、浦上晟周も微妙。森崎ウィンのぶりっ子みたいな気色悪い「サ行」の発音は、外国人だからですか??? 本職の声優、使えよ! 下手くそなセリフまわしに視聴者の注意がいってしまってストーリーに集中できないなんて、製作側にとっても本意じゃないでしょうが?!
肝心の内容については、前半は普通に面白くて先を期待したのだけれど、途中からかなり哲学的になってしまって難解だった。まあ、無理に分かろうとせず、素直に美しい映像を楽しめばいいのかもしれない。
くだくだと小難しいことを語る登場人物が多すぎるという点は、原作がそうなのだろうけれど、劇場用アニメはある程度幅広い人たちに観てもらえなかったら製作する意味がないわけで、もうちょっと「易しく」しても良かったのではないかな。
というわけで・・・
生き物はそれぞれが一つの宇宙で、そして宇宙もまた一つの生き物である。←見方その1
あるいは、人付き合いが苦手な女子中学生の、ひと夏の淡くはかない(夢物語やおとぎ話のような)恋と成長の物語。←別の見方
・・・と、こんな感じ?
鑑賞日:2020年2月23日
製作:2019年・日本