監督:武正晴
出演:唐沢寿明
福士蒼汰
黒谷友香
寺島進
なかなか見応えがあって面白かった。唐沢寿明の快演は、中年世代に大いに元気をくれる。拍手喝采! 特にクライマックスのアクションは、さすがに実際にはカット割って撮影しているとは思うけれども、それでも手に汗握るド迫力。びりびりと緊迫感が伝わってくる。
黒谷友香の長ーい股下と、豪快なキャラも素敵♪ 寺島進演じる吾郎もなかなかいいんだけど、そのお嫁さんのキャラはもっと素晴らしい。
一方、福士蒼汰演じる若手アイドルの家族にまつわるサイドストーリーは、あまりに陳腐で不要。ハリウッドに行きたい理由にしても、もうちょっとマシなお話を考えてほしかった。特に最後のアメリカのロケバス前でのシーンは、まさに蛇足。こんな母親、普通会いたい理由があるとすれば、ぶん殴るためしかあり得ないだろ?!
この若手アイドルは、そもそも最初の不遜な態度からして謎だ。後に見せるような「ホントはいいヤツ」だったら、最初からあんな態度取らないでしょうに・・・。
世界的な大監督が硬水しか飲まないというのも、よく意味が分からん。そんなヤツ、この世にいるのか? 軟水しか飲まないなら、まだ分かるが。
・・・と、ケチもつけたが、それを補って余りある面白さ。特撮ヒーローもの好きの大人は、必見。
鑑賞日:2015年3月15日
製作:2014年・日本