監督:西嶋真司
出演:植村隆
櫻井よしこ
西岡力
この映画製作にカンパしたので、随分と前にDVDを受け取っていた。ただ、お気楽に見ては申し訳ないような、きちんと正座して(?)一瞬たりとも目を離さずに真剣に見なければいけないような気がして、なかなか見始められずにいた。そしてようやく、意を決して(?)視聴。
ぶっちゃけ、櫻井よしことか西岡力とか、極右の親玉連中とは、永遠に分かり合えることはない。死んでも理解し合えない。
ただ、せめて他人を陥れるのだけは止めろよ。自分の意見を言うのは勝手だが、特定の個人に害を与えるようなことは許されない。(実際に、ピラニア集団よろしく束になって攻撃してくるのは、自身は何の思想信条もなく、誰かに扇動されて、単に勢いのある側について水に落ちた犬に石を投げつけてストレス発散しているだけの烏合の衆なのだが)
植村隆氏は、本当にたまたま、いくつかの条件が重なって「標的」になってしまった。気の毒としか言いようがない。英語でよく言う「wrong time, wrong place」の世界である。
今に始まったことではないが、裁判官にもクズが多くて本当に困る(もちろん中にはままともな裁判官だって、少ないけどいる)。
ところで、まったく何の予備知識もない人が見た時、この構成でちゃんと理解できるのだろうか? 少し心配になってしまった。この映画を見る人の多くは、あらかじめ予備知識があるのだろうとは思うが、せっかく映画という形に作るのだから、誰が見ても分かるように冒頭から親切に説明したほうが良いのではないかと感じた。
東京でも札幌でも、100人を超える弁護士が手弁当で植村氏支援に回ったという事実に、かすかな希望の光が見える。
鑑賞日:2022年4月8日
製作:2021年・日本