監督:TOM SIX
出演:DIETER LASER
ASHLEY C. WILLIAMS
ASHLYNN YENNIE
北村昭博
なんでこんな、いかにもゲテモノ、悪趣味な映画を見たかと言えば、興味本位、気分転換、ストレス発散、怖い物見たさ。ストーリーの荒唐無稽っぷりもここまでくると潔いし、お気軽なストリーミングだし。でもこれがまた、意外に面白かったりして・・・。もっとB級C級を予想していたけど、なかなかしっかり作ってあって、傷口をはじめとする細部もリアル。緊張感もあるし、真剣さが感じられて良かったよ、うん。
主役のDIETER LASERは、まずなにより顔が怖くてホラー。よくこんな適役というか、不気味な役者がいたもんだ。ねえちゃんたちは、こんな役を引き受けた役者根性が立派。そして日本人、北村昭博が滅茶苦茶いい味出しまくり。全編、日本語(関西弁?)でまくしたてるのだが、日本人には内容が全部分かってしまって、基本的に怖い映画なのに笑えてしまったり和んでしまったりで、いいんだか悪いんだか・・・。ってか、これ日本向けに作ったんですか?!ってぐらい、目立ってたな。
いや〜、期待していなかっただけに結構な拾い物をしたというか、ちょっと得した気分♪
余談だけど、ドイツの警察官ってみんなあんな風貌なの・・・? 日本人には、警察官というより怖いおっさんか、バイカーかって感じにしか見えないけど。
ところで、これが3部作の第一弾だそうだけど、一体全体どんな続きを作るんだ?! 見たいような、見たくないような・・・
鑑賞日:2011年9月29日
製作:2009年・オランダ/イギリス