監督:ROBERT REDFORD
出演:ROBERT REDFORD
KRISTIN SCOTT THOMAS
SCARLETT JOHANSSON
これはしまった。この作品は、絶対に映画館の大画面で観るべきだった。モンタナの大地の空撮が美しい。
主演(?)の馬の演技力が、とにかく凄い。確かに馬は頭がいいが、よくぞあそこまで演技させたものだ。素晴らしいの一言に尽きる。
乗馬中の事故で、心身共に傷ついてしまった馬と少女。彼らを助けるため、藁にもすがる思いで、はるばるニューヨークからモンタナまで馬と少女を乗せた車を運転して行く母。観ていたら、なんだか自分の大陸横断の体験がよみがった。
基本的に、とってもいい人しか出てこない。誰もが優しく、純粋で、素直だ。最初は小生意気に思えた少女も、大自然に抱かれて純朴な人々に囲まれ、明るさを取り戻していく。ワーカホリックだった母は、娘のために来たはずだった。しかし都会の生活を離れ、自分自身も癒されていく。
これがクリント・イーストウッドだったら違う展開になるのだろうが、ロバート・レッドフォードはどこまでも実直で美しい。少女の父がまた、とてつもなくいい人である。
なんだか、こっちまで癒されたような気分になれる映画だ。
映画とは関係ないのだが、映画のホームページを探していたら、[http://www.horsewhisperer.com/]というホームページがあって、ちょっとびっくり。本当にそういう職業があるのか。
鑑賞日:1999年3月24日
製作:1998年・アメリカ