監督：ANDY TENNANT
出演：WILL SMITH
　　　EVA MENDES
　　　KEVIN JAMES
　　　AMBER VALLETTA

　しょうもないコメディを見た後って、人生を無駄にしたかのような、なんとも言いようのない空しい気分に襲われる。DVDを見たものの、感想を書く気が全く起きず、ここにリストしていない映画も結構ある。（怒りが湧いてくるほど酷い作品の場合、それはそれで感想を書く気が起きるんだけど）

　これはまぁ、ギリギリOKという感じかな。WILL SMITHの好感度の高さにかなり救われている。KEVIN JAMESも、最初は「なんじゃこのダサ男？！」という印象だったのに見ているうちにだんだん応援したくなってくるような、憎めないキャラにぴったりはまっている。

　EVA MENDESは、「GHOST RIDER」とモロにキャラがかぶっている。この作品のほうが先だけど。彼女が演じる新聞記者みたいな、思い込みが激しくて短絡的で攻撃的な女に、HITCHみたいなモテる男が執着するという設定がかなり現実離れしていて、観客を醒めさせているような気がする。

　それにしても「最後の恋のはじめ方」っていう邦題、なんとかならんかね・・・。こんなタイトルだったら、絶対に見てない。

鑑賞日：2007年５月18日
製作：2005年・アメリカ