監督:奇志戒聖
声の出演:藤田秀和
植田大輝
斉藤瑞樹
西田絋ニ
「ひきこ」というキャラクターは、この映画のために作られたのかと思ったら、実際にそういう都市伝説があるようだ。知らなかった・・・。
短いのでサクっと見られて、そこそこ面白かった。3DCGアニメの未完成感が、かえって怖さを増している。映像が未熟なのに、声優のレベルが総じて高いというアンバランスがなんとも不思議な印象を与える。
内容は、ホラー要素より、いじめや虐待の悲惨さが記憶に残った。自分の小学校にも、いつも薄汚い格好をした転校生がいたなぁ、目立ったいじめはなかったと思うけれど、みんな避けてたよなぁ、もしかして家で虐待(ネグレクト含む)されていたかも、なんて、当時は想像すらしなかったよなぁ、などなど、いろいろと考えさせられてしまった。
エンディング曲に乗せて「真実」が示されるので、最後まで気を抜かずに見るべし。それでも一部、整合性が取れない部分はあるのだが、その辺はまあ大目に見ましょう。
鑑賞日:2021年3月10日
製作:2008年・日本