監督:谷本佳織
出演:渡邉剣
天野浩成
塩野瑛久
小原唯和
「Re:フォロワー」で久々に見た塩野瑛久が、キョウリュウグリーンの頃と比べてすっかり成長して魅力的になっていたから、他にも彼が出ている作品を見たいなぁと探して、見つけたこの映画。主役はジュウオウエレファントだし、リュウソウグリーンになる前の小原唯和とか、これからキラメイブルーを演じるらしい水石亜飛夢とか、仮面ライダーフォーゼの頃と比べてすっかり老け込んでショボくなってしまった天野浩成とか(仮面ライダー剣は見てない、ごめん)、東映特撮俳優オンパレードで、ストーリーとは違う部分で楽しめた。
それにしても、どう考えても興行的な成功は見込めないと思われるこの作品、よく作ったよなぁ。こういうのって、原作ファンは必ず劇場に足を運ぶものなの? まあ製作費も安そうではあるけれど。製作スタッフの実践トレーニングが目的かと思うような、学芸会レベル。役者が悪いというわけではなく、あらすじもいいんだけど(原作物だから当たり前か)、特に前半は脚本も演出もひどいもんです。塩野瑛久目当てじゃなかったら、途中で見るのを止めていたかも。(終盤の涙目の塩野瑛久は垂涎もの。見て良かった♪)
っていうか、原作を知らない私は、この世の中に女というものが存在しないかのごとき展開がすご過ぎて笑えた。周りの誰もが主人公のBLを応援って、しかも相手も普通にBL・OKって、それが悪いとは言わないし実際にそのぐらい偏見のない世の中だったらいいなとも思うけど、でも不自然でしょ〜が! 絶対に!(マンガだったら許せても実写にしてしまうと超不自然という、よくあるパターンですね、これ)
鑑賞日:2020年1月22日
製作:2017年・日本