監督:篠原哲雄
出演:野村萬斎
佐藤浩市
森川葵
市川猿之助
いつものことながら、野村萬斎が圧倒的過ぎて彼の独壇場と化してます。佐藤浩市も、普通だったらあれで十分存在感があるんだろうけど、野村萬斎の前ではなんとも陰が薄い。名のある俳優は、内心では彼と共演したくないと思っているだろうなぁ。
この作品では、豊臣秀吉が見事に悪者扱いだけれど、まあ信長や秀吉を悪者に描いている作品だってあるし、そもそもこの時代に暴君じゃなかったら天下なんか取れない、という気もする。終盤は「できすぎ」感もあるし、そこはまあエンタテインメントということで、あまり史実や固有名詞にとらわれずに楽しむべし。
と言いつつ、ついつい調べてしまったけれど、千利休って本当に切腹死してるんだね。
京の町の風景や自然の様子、もちろん花々も、どれも目の保養に最適。鑑賞している間、穏やかな良い時間を過ごせた。
鑑賞日:2018年7月16日
製作:2016年・日本