監督:LASSE HALLSTROM
出演:RICHARD GERE
JOAN ALLEN
CARY-HIROYUKI TAGAWA
SARAH ROEMER
日本人なら誰知らぬ人ない「忠犬ハチ公」のお話を、アメリカを舞台に映画化してみました、というこの作品。娘も私も犬好きなもので、駄作だろうが何だろうが犬がかわいきゃそれでいいや、というノリで鑑賞。
犬はもう本当に、それはもう可愛くて、娘と二人、映画を見ながら何度「かわいぃ〜〜〜!」と絶叫したことか・・・。それだけでもう大満足なのだが、まあ物語も、分かっていてもやっぱり泣ける。ハチが駅で主人公と離れたがらないシーンからして、その後の展開が予想されてすでに涙腺がゆるみかけてくる。
主人公の娘は、日本映画の「ハチ公物語」に出てくるあえ得ないほど自分勝手な主人公の娘よりははるかにまともだ・・・と途中まで思っていたのだが・・・、間もなく21世紀っていう時代設定なのに犬を捨てるな! 目が点になったよ。オリジナルのハチ公は戦前の、野犬も野良犬も普通にいて誰も気にしていなかった時代のお話であって、1998年のアメリカであんな大型犬放したらあっという間にアニマルコントロール(日本なら保健所か)に捕まるし、飼い主は罰金刑!!!
さらに、孫のエピソードにいたってはホント、不要! てめーの家族で犬を不法に捨てておいて何が『MY HERO』だ! 聞いて呆れるわ。あれがないと映画が短くなり過ぎるというのなら、犬の可愛いシーンをもっともっと増やしてくれればそれでいい。
鑑賞日:2018年3月4日
製作:2008年・日本