監督:TOD BROWNING
出演:HARRY EARLES
DAISY EARLES
OLGA BACLANOVA
HENRY VICTOR
「伝説の」作品と紹介されているのを最近目にして、しかも普通にアマプラで見られることが分かったので、早速見てみた。実際見てみると、遠い昔になんとなく見たことがあるようなないような・・・。
「ホラー」と紹介されているものの、決してホラーではない。いや、当時はホラー扱いだったのかもしれないが、今見ると普通の、サスペンス要素が入ったドラマ。
いろいろな身体障害者が出てくるが、仲間意識を持ってみんな楽しそうに働いているように見える。当時のサーカスって、彼らにとってなかなかいい職場だったのではないかと思う。まあこの映画自体、怖い物見たさのサーカス(見せ物小屋)のようなものだしね。というか、日本だってほんの少し前まで、ミゼットプロレスが普通に(女子プロの前座で)興行してたんだよねぇ・・・。
ただ最後だけは、「どうしてそうなった?!」という感じで吹き出してしまった。ここだけなんかノリが違う・・・。
ところで、おへそから下をスパっと断裁したような男性が登場するのだが、あれで必要な臓器はちゃんと揃っているのだろうか、とか、先天性なら当時の医療でも無事に成人になれたんだ、とか、手を使っての移動が異様に機敏なので後天性ってことはないよな、とか、本筋と関係ないところを感心しながら見入ってしまった。
鑑賞日:2024年9月13日
製作:1932年・アメリカ