監督:堤幸彦
出演:北川景子
中村倫也
芳根京子
窪塚洋介
窪塚洋介が全面的にいい人役というのが新鮮。本人が本人だけに、実は裏があるのでは?などと、余計なことを考えてしまった。まあ、窪塚洋介もそれなりに年取ったってことか(でも割と最近も、若手シンガーソングライターに無駄にからんでたよね)。
映画の紹介ではサスペンスとなっていたが、どちらかというと人間ドラマ。法廷ドラマの一種でもある。サスペンス要素はあまりない。
冒頭ではいつも通りのクールビューティーだった北川景子が、だんだん壊れていく様子が見どころ。演技派、芳根京子はベテランの風格。
ぶっちゃけ、かなり病んでる人たちばかりが出てきて、救いのない話である。北川景子演じる主人公と、中村倫也演じる元カレが、この事件を糧に成長していく、これからに希望を抱かせる物語か・・・。
エンディングの空撮映像がいい。手前に東京タワー、遠くにスカイツリーを臨む景色が美しい。一般的な日本人の気質とか、日本の政治とか、すごく嫌いだけど、東京という街は好きだ。
鑑賞日:2021年8月29日
製作:2021年・日本