監督:三木孝浩
出演:山崎賢人
藤木直人
清原果耶
原田泰造
山崎賢人が微笑んでいる。さわやかに微笑んでいる。穏やかに優しく微笑んでいる。他にいったい何がいるというんだ?!
・・・と、そういう作品です、はい。
「夏への扉」とか「キミのいる未来へ」なんていう、超キラッキラな青春そのものみたいなタイトルだから、それはもうキュンキュンなラブストーリーがまずあるのかと思いきや、まったく違ってびっくり。前半は悲惨で不愉快なお話が続く。悪いヤツは実に分かりやすく悪人の顔をしていて、笑っちゃうぐらい。
最後3分の1になってようやく物語が動き出すというか、本筋に入るような感じ。
期待していた「キュン」は、わずかにラスト15分程度。それでも見ている人間の心を動かし、ときめかせて満足させてしまう、山崎賢人おそるべし・・・。
受付アンドロイド役の人も、かなり良かった。演技、うま過ぎ。あ、でも、猫の演技もすごかった。あれって本物の猫??? CGかと思うぐらいうまかったんですケド。
多分にご都合主義だし、それはもう「卵が先か、ニワトリが先か」の世界で真面目に考えると訳がわからなくなる。いろんな人や会社の関係性も、1回さらっと見ただけでは完全には理解できないのだが、そんなこたぁ、どぉ〜でもいいんです。山崎賢人の微笑み、無敵です。
鑑賞日:2022年3月27日
製作:2021年・日本