監督:那須博之
出演:伊崎央登
伊崎右典
酒井彩名
公開時、酷評されていた。そこまでボロクソに言われると、逆に興味が湧いしまう。どんなにひどいのか、是非とも見てやろうと、借りてきた。
確かに、期待を裏切らない強烈な「未」完成度。(すべての役者が、ではないけれども)小学校の学芸会レベルの演技。噴き出してしまうほど稚拙でダサいアクション。全然金かけてなさそうな、途中のちゃちいCG(最後の戦闘シーンは、少しはマシだった)。なんかもう途中から、「これはコメディか?!」と思ってしまった。原作は結構怖いのに、なんでこんなにギャグになっちゃうの・・・???
一番期待はずれだったのが、冨永愛のシレーヌ。スーパープロポーションの冨永愛だけに、どんなに美しくて幻想的な姿で登場するのかと、わくわくしていたのに、なんじゃありゃ・・・?! せっかくの美しいボディは全然目立たないというのに、ほとんど素のひょうきん顔(?)ばっかり目立って、幻想的の「げ」の字もない。元の顔がわかんないぐらいの特殊メイクして出てこいよ! そうじゃなきゃ、意味ないじゃん!
デビルマンの体も、貧弱過ぎ・・・。せめて変身した後だけでも、マッチョで本物のアクションができるスタントマンを使えよ・・・
本来なら評価は「☆☆−」あたりが妥当なんだろうけど、最後の10分間だけ、ちょっと美しかったこと、伊崎兄弟や酒井彩名、渋谷飛鳥がきれいだったこと、メッセージ性がまあわからないでもないことから、ちょっと甘めの評価。
鑑賞日:2005年11月10日
製作:2004年・日本