監督:清水康彦
出演:菅田将暉
岡田将生
斎藤工
吉田鋼太郎
一言で言えば、役者の無駄遣い。これに尽きる。中途半端にオリジナルに変更を加えて大失敗。いっそ、完全コピーにすればまだマシだっただろうに。オリジナルの重苦しい感じはきれいさっぱり払拭されて軽々しく、脳天気なエンディング曲で極まれり。天下の(?)星野源がわざわざ書き下ろしたっぽいのに、なんでこんな曲???
「IT」みたいなサブタイトルもなんだかなぁ・・・
突っ込みどころは多々あるが、トラップが本当にご都合主義。なんでそんなにいいタイミングで発動するんだよ!
主人公の記憶が映像化されてる意味も分からん。誘拐してから装置に閉じ込めるまでの間に脳から記憶を読み取ったってことですかい??? 主人公のトラウマとか虐待要素とか、この映画に必要???
「脱出を急ぐ理由があるのか?」って、主人公どんだけ脳天気だよ?! 食事もトイレもないんだから早く脱出したいのが当たり前だろう! 脚本家の顔が見たい。
いちいち、「大人は」とか「若い者は」とか「ガキが」とか、ステレオタイプな対立が強調されているところも、ウザ過ぎる。
まあ、岡田将生と斎藤工のイケメン攻撃(?)のお陰で、見て損した気分には決してならんけどね。ネットでレビューを見ていたら、「自分ならイケメン(岡田将生)飼う、仕事できなくてもオブジェでいい」などと書いてあって、すげー笑った。確かに。
続編は、悪いこと言わないから止めておきなよ〜。岡田将生×斎藤工を超えるキャスティングができるのなら別だけど。
鑑賞日:2022年2月26日
製作:2021年・日本