監督:VINCENZO NATALI
出演:NICOLE DEBOER
MAURICE DEAN WINT
NICKY GUADAGNI
DAVID HEWLETT
WAYNE ROBSON
一体どうやってこの映画を表現すればいいのだろう。「極限状態における人間の行動が描かれている」なんて解説を何度か目にしたが、そんなまともな言葉で表現してはいけないような気がする。不条理も不条理、大不条理なんだが、安部公房やカフカのそれともまたちょっと違う。ジャンル分けすることすら難しい。サスペンスか? ホラーか? ドラマか? どれも、なんか違う。
とにかく、まともな神経ではこんな映画は作れないと思う。気色悪く、残酷で、恐ろしい。間違っても、さわやかな気分にはなれない。
しかし、面白くないかというと、そんなことはない。引き込まれるように観てしまう。
要するに、娯楽作品なんだな・・・(?)
鑑賞日:1999年3月22日
製作:1998年・カナダ