監督:EMIR KUSTURICA
出演:BAJRAM SEVERDZAN
SRDJAN TODOROVIC
FLORIJAN AJDINI
超ラテンなノリの映画。滅茶苦茶というか、みんな狂ってるというか、どう考えてもイタリア映画(偏見!)かと思ったら、お堅い印象のドイツがからんでいるなんてびっくり。
「わあ、きれい」とか「格好いい」とか思うような、いかにも「スター」な役者は全然出てこない。それどころか、特に年寄りの役者など、そこらから適当に連れてきただけじゃないのかと思うほど、普通に(?)汚らしい・・・。唯一、歌って踊りまくるSRDJAN TODOROVICが「芸人」。あれはそこら辺から連れてきた素人にはなかなかできない。
・・・と思ったら、キャストのほとんどが本物のロマ(いわゆるジプシー)なんだそうだ。ロマって、ラテンなノリなんだねぇ。
「狂ってる」映画は苦手なので途中で少々気分が悪くなりかけたりもしたのだが、終わり良ければすべて良し・・・? 見終わったら、なんとなく、幸せな、とは言い過ぎだけれど、ほのぼのとしたような気分になっていた。
鑑賞日:2002年2月21日
製作:1998年・フランス/ドイツ/ユーゴスラビア