☆ 武士の一分(いちぶん)

監督:山田洋次
出演:木村拓哉
   檀れい
   笹野高史

 キムタク主演ということでどうも引いてしまっていたんだけど、評価がいいので見てみたら、いいほうに期待が裏切られた。見て良かった。私は「たそがれ清兵衛」よりこっちのほうが好きだな。真田広之とキムタクでは、もちろん真田広之のほうがすべての点で圧倒的なんだけど、でもこの作品のほうが好き。

 檀れい、笹野高史はすごく良かったし、キムタクの演技も良かったよ。もっと大根かと思っていたけど、なかなかいいじゃん。

 ストーリーが先読みできてしまう部分が多かったけど、素直に楽しんでいれば気にならないでしょう。時々くすっと笑わせ、そしてほろっとさせる。基本的に登場人物はみんないい人。それほど理不尽なことも起こらない。ベタと言ってしまえば思いっきりベタだけど、天下の山田洋次監督が日本ドラマ(あえて「時代劇」とは言わない)の王道をいっているだけのこと。これはこれで素晴らしい。

鑑賞日:2007年3月18日
製作:2006年・日本


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