監督:馬場康夫
出演:阿部寛
広末涼子
吹石一恵
薬師丸ひろ子
楽しめる世代を選ぶかもしれないけど、バブルの時代に東京で20代やってた層には絶対ウケるハズ。「ソバージュって今でもあるの?」とか「あんな服着てたよな」とか「みんな前髪立ててたよな」とか・・・。キミヒト(ボーイズタウンギャング版の「君の瞳に恋してる」。ちなみにアメリカでは古〜〜〜いオリジナルバージョンしか聴いたことない)はそもそも82年のヒット曲だから、バブルより少し前だけど、まあ「ディスコ」を象徴する曲ではあるかな。
荒唐無稽なコメディだけど、日本を食い物にして儲けてるのがアメリカ人(企業)というところにさり気なく真理が描かれてたりする。ただお座敷でのドタバタシーンだけは、あまりにバカバカし過ぎて見てて恥ずかしくなってしまった。
阿部寛をじっくり見たのは初めてだけど、なかなかいい役者なんじゃない。広末涼子もちゃんと見たのは初めてかも。とても子持ちには見えないし、可愛くていいんじゃないの。劇団ひとりをはじめとする、周りを固める役者陣もしっかりしてて良かった。17年という微妙な年月による老け具合も、うまく表現されてた。薬師丸ひろ子だけは、元々童顔で声が妙に可愛いせいか20代も40代もあまり変わりばえしなかったけど。
ま、不景気も困るけど、バブルの時代が良かったとは言いがたいし、難しいねえ。終わり方の滅茶苦茶ぶりはご愛敬ということで。
鑑賞日:2008年7月13日
製作:2006年・日本