☆ 僕が愛したすべての君へ/君を愛したひとりの僕へ

監督:松本淳(僕愛)
   カサヰケンイチ(君愛)
声の出演:宮沢氷魚
     橋本愛
     蒔田彩珠
     西岡徳馬

 2本でワンセット、どちらを先に見ても構わない、という企画は、なかなか面白い。自分は「僕愛」「君愛」の順番で見た。

 ぶっちゃけ、「僕愛」を見ている時はかなり頭が混乱して訳が分からなくなったりもした。「君愛」を見ても完全に分かったわけではないが、まあ謎解きのような感じで見られた。

 言われているように、どちらを先に見るかで大きく印象が異なる・・・とういほどのことはないと思うけどな〜。

 お話の内容としては「君愛」のほうが純粋なラブストーリーで好みかな。ただ、お互いの親同士が再婚することになったから自分たちが結婚できなくなると勘違いして逃げる、という部分には閉口。14才にもなって馬鹿なの? 幼稚園児かよ?! 主人公、天才なんじゃなかったの???

「僕愛」は分かりにくいことに加え、ヒロインのキャラに今ひとつ感情移入できない。それに、上履きとして突っかけサンダル履く高校なんてあるかよ?!(大分では、それが一般的なんですか???)脱げやすく転びやすくて危険だし、体育館で体育の授業の時はまた履き替えるのかよ?

 食事の選択一つでいちいちパラレルワールドができる、というお話の馬鹿馬鹿しさにはとりあえずもう突っ込まないことにしても、栞は実力のある霊能者に成仏させてもらったら良かったのでは・・・??? なあ〜んてね(苦笑)。

 ところで、声優はやっぱり本職を使ってくれたほうがストーリーに集中できていい。「君愛」ではマシになっていたから、おそらく「僕愛」を先に収録したのだろうが、「僕愛」の宮沢氷魚が下手くそでイライラした。

 橋本愛と蒔田彩珠は特に違和感もなく、お上手でした。

鑑賞日:2024年4月5日
製作:2022年・日本


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