監督:杉岡知哉
出演:井上祐貴
萩原利久
木下彩音
森田望智
ドラマ「美しい彼」にドハマりしている余波で、萩原利久見たさに鑑賞。公開は2021年だけれど撮影時期はかなり前だったのか、あるいは役作りのせいか、「美しい彼」に出てくる平良とは別人レベルで違う萩原利久にちょっと感動。
主役もウルトラマンでおなじみの親しみを感じる俳優で、萩原利久とのからみとか、まあプロモーションビデオ的に眺めていられた。逆に言うと、お目当ての役者がいるんじゃなかったら、見る価値ない。
ぶっちゃけ内容はかなりひどい。学生の自主製作映画レベル。天下のホリプロが製作に名を連ねているのに、これ???
前半は特にひどくて、何を見せられているのか、何が言いたいのか、さっぱり分からん。ようやく話が見えてくる後半になっていきなり同級生の名前を次々出されたって、今度は誰が誰でどうつながってるかなんてすぐに頭に入るハズもない。結局、すべて消化不良のまま自分の想像力で適当に補って流すしかなくなってしまう。
そもそも、主人公がどうして罪を被る必要があったのか、エンドロール後のカットを見てもやっぱり理解不能。罪を被るより、その時点で真犯人を探せば良かったじゃん。
とにかく、最初から最後まであり得ない話だらけ。日本の人口が100人しかいなかったらこんな偶然もあるかもね、というレベルのご都合主義の連発。単なる、若手俳優プロモーション映画以上でも以下でもない・・・ってか。
別にいいんだけどね、萩原利久を見たかっただけだから。
鑑賞日:2022年2月20日
製作:2021年・日本