監督：BEN AFFLECK
出演：BEN AFFLECK
　　　BRYAN CRANSTON
　　　JOHN GOODMAN

　この作品は、あらすじも結末も広くメディアで公表されている。普通だったらかなり楽しみが削がれそうな状況で大抵の人が鑑賞することになるわけなのだが、それでもなかなか面白かった。さすが、アカデミー受賞作品だけのことはある。特に後半は、結末が分かっていてもハラハラドキドキ、手に汗握ってしまった。

　それにしてもこれが日本人の話だったら、逃げた６人は「自分だけ逃げた卑怯者」扱いされて大衆のバッシングを受けるだろうなあ、とか、どう考えても日本にこんな危機管理能力はないよなあ、とか、日本政府だったらどうせ何もできないかヘマ打って６人が殺されるかだろうなあ、とか、いろいろ考えてしまった（過去に頼りになったのは、議員時代の猪木さんぐらいのもんだ。それも日本政府からさんざん妨害されたし）。ってか、アメリカってあんな６人のために、（カナダに迷惑をかけられないという事情もあったとは思うが）あそこまで金遣って頑張ったりするんだねぇ、意外。911の時なんか自国民でも多数見殺しだったのに。

鑑賞日：2013年３月30日
製作：2012年・アメリカ