監督:ペドロ・アルモドバル
出演:セシリア・ロス
マリサ・パレデス
アントニア・サン・ファン
「すべての女性に贈る」とか「元気が出る」とか、そんなようなキャッチフレーズの映画だったと思うのだが、これらはまったくもって不適切。つまらなかったとは言わないけど、元気なんかかけらも出なかったり、感動もしなかった。「すべての女性に」っていうのは、整形手術や豊胸手術をした男性も女性に含む、という意味だったのかいな・・・?
決してつまらないわけじゃないが、あまりにも設定がすご過ぎて感情移入しにくい。主人公はあまりにも優し過ぎ、許し過ぎ。ペネロペの役柄にいたっては論外で、1から10まで理解不能。優しいのか意地悪なのか、性格がいいんだか悪いんだか、聖者なのか単なる馬鹿なのか、さっぱりわからん。
唯一、サン・ファン演じるアグラードのキャラは面白くて、実は滅茶苦茶いい人だったりして、すごーく愛おしく感じた。
鑑賞日:2004年6月12日
製作:1999年・スペイン