監督:黒沢清
出演:オダギリジョー
浅野忠信
藤竜也
黒沢清監督作品は意味不明なことが多いのであまり見ないようにしているのだが、アメリカの映画レンタルのサイトからストリーミング視聴できたので、見てみた。
黒沢清作品にしては、納得できた。暗い映画は好きだし、悪くない。浅野忠信もいいし、藤竜也の演技は抜きん出ている。
ただ、どうしておしぼり工場の社長がそこまで憎いのか、理解できない。確かにうざったい上司(おっさん)かもしれないけど、あの程度のおっさん、よくいるじゃん。ちゃんと給料も上げてくれるしボーナスもくれるし、上司としてはまだマシなほうに見えたけどなぁ。
ところで、映画情報サイトによると「アカルイミライ」は115分の作品のようだ。ストリーミングでは92分だった。ということは、アメリカ版は20分以上もカットされているわけだ。どんな場面がカットされたのか、カットした意図も含めて担当者に聞いてみたいもんだ。もしかしてこの20余分に、「憎い社長」に関するエピソードも入ってたのかな? 日本のレンタル店でオリジナル版を借りて確認するほどの情熱はないけど。
鑑賞日:2009年2月17日
製作:2002年・日本