☆ アイネクライネナハトムジーク

監督:今泉力哉
出演:三浦春馬
   貫地谷しほり
   多部未華子
   原田泰造

 前から気になってはいたのだが、タイトルの意味が不明過ぎて今ひとつ見ようという気が起きなかった(ドイツ語だと分かって納得したけど)。最近、原作が伊坂幸太郎だということと、萩原利久が出ていることを知り、見てみることに。

 まあ全体に悪くないんだけど、でもこれだけは言いたい! なんであの役が矢本悠馬なのか?! いや、「今日から俺は!!」で今井の子分をやってる分には面白いし、いいキャラだと思うし、演技も悪くない。だけど、いくらなんでもあの外見でこの役はないでしょう・・・? チンケなド不細工が偉っそうに、見ていて不愉快で不愉快で、矢本悠馬が不愉快過ぎて危うく最初の10分で映画自体を見るのを止めてしまうところだった。矢本悠馬が画面に出たら顔を背けたりして、何とか耐えてたら、途中からそれほど出てこなくなって助かった。キャラ的にイケメン俳優が演じたらおかしいのは分かるけど、どうしてあそこまでレベルを落とす必要がある?! なんであんなに偉そうにする必要がある?! ほんっとに不愉快。

 後半になってようやくお目当ての萩原利久が出てきて、救われた。まだ少年っぽさが残る萩原利久、可愛い♪ この1〜2年で、急に大人っぽくなったよね。

 それにしても、中川翼と藤原季節はホントに似てる、すごい。矢本悠馬とは違い、こちらは見事なキャスティング。10年経ったら本当にあんな風に成長しそう。

 原作は短編集だったそうで、強引な出会いもあれば謎なキャラも出てくるけど、伊坂幸太郎だと思えば納得(???)。

 繰り返すけど、ホントに矢本悠馬演じるキャラが心底不愉快で、あれがなければ「☆☆+」だった。ってか、子どもができたら迷わず大学中退して働き始めたって、元々ちゃんと避妊してないのが悪いんだろ。そんなに偉そうにすることか! いや、そもそも人気者の女子があんなチンケな不細工と付き合うこと自体、あり得ないし。

鑑賞日:2022年5月7日
製作:2019年・日本


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