☆ この子の七つのお祝いに

監督:増村保造
出演:根津甚八
   岩下志麻
   杉浦直樹
   岸田今日子

 なによりもまず、どうして「麻矢」役がさえない中年にしか見えない岩下志麻なの? 設定からして30代前半じゃないとおかしいでしょう。そう見えるならともかく、岩下志麻は実年齢より老けてるぐらいだし。セーラー服写真なんてホラー以外の何物でもない。本人の若い頃の写真と合成するとか、考えなかったのか・・・? 現在パートでも養母役の中原ひとみのほうが若く見えるし、辺見マリも岩下志麻よりずっと若く見えるし(実際若いし)。岩下志麻、絶対にミスキャストでしょ。

 杉浦直樹も、もちっと格好いいおじさん俳優使った方が良かったんでないの? あの横分けは一体全体なに??? よく「7:3」とか「8:2」とかいうけど、ありゃ「12:-2」ぐらい。なんであんなに横の下のほうで分けて無理矢理上に持ってってるの??? ハゲてる頭頂部を横の毛で隠しているようにも見えないのに。横から見ると、分け目がはちまきにしか見えなくて超不自然で、分け目ばっかり気になってストーリーが頭に入らないんですけど・・・

 肝心のストーリーはそこそこ面白いけど、演出はつっこみどころ満載。終わり方は中途半端な感じ。

 岸田今日子がかなり怖いのだが、それよりなにより、古いアパートに並んだ日本人形が怖すぎる。ああいう人形って、撮影後はお寺とかに持ってって供養してもらうのだろうか・・・??? なんか邪険にしたら呪われそう。

 ところで東北新幹線って、こんな昔からあったのか! 調べたら、この映画が公開された1982年に大宮まで開通しているから、バリバリ開通したてだ。JRがスポンサーで、東北新幹線のプロモーションを兼ねた映画だったとか。

鑑賞日:2021年1月25日
製作:1982年・日本


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