監督:新海誠
声の出演:水橋研二
近藤好美
花村怜美
尾上綾華
ずっと前から見よう見ようと思っていたのだが、実写映画化のニュースを読み、あわてて(?)見てみることに。
評判が良いのは知っていたが、期待以上に良かった。ぶっちゃけ、最近の新海監督のヒット長編アニメよりずっと印象に残る。
特に第一話の「桜花抄」は秀逸。儚くて愛おしくて、主人公が栃木に向かう電車に乗っている場面では主人公と一緒に泣きそうになる。青春の入り口のきらめきがまぶしくて、控えめに流れる「One more time, One more chance」の演奏が心に染み入る。
第二話「コスモナウト」では、種子島では男女問わず高校生がカブで登下校しているのか!と、妙なところに感動。ってか、そもそも種子島に高校なんか、あったのか! 気になって調べたらこの当時は島内に2つも高校があったようで、びっくり!!! そんなに大きくて子どもの人口が多い島だったのか、種子島・・・。ナメててゴメン。
でもどうして主人公が「明里」との文通を止めてしまったのか描かれていなくて、ちょっとモヤモヤした。二人とも田舎暮らしで、目の前の楽しいことに忙しくて・・・という感じでもなさそうなのにな。
第三話「秒速5センチメートル」は、ただただ切ない。ボーカル付きで流れる「One more time, One more chance」があまりにも合っていて泣けてくる。
このままではあまりにも説明不足だし悲し過ぎるので、補足するために書いたという小説も読んでみようと思う。
どうでもいいけど実写映画は、第三話の部分を膨らませるということなのかな・・・?
鑑賞日:2024年9月25日
製作:2007年・日本