☆ 52ヘルツのクジラたち

監督:成島出
出演:杉咲花
   志尊淳
   宮沢氷魚
   小野花梨

 いろいろ、胸が締め付けられて苦しくなる。親からの虐待、恋人からのDV、性的マイノリティ・・・etc、社会の弱者の泣き声は誰にも聞こえない届かない・・・。周波数52ヘルツ・・・。

 宮沢氷魚演じるボンボンが、最初から最後まで言動が滅茶苦茶でクズ過ぎて、笑えてしまうほどクソ。

 なんで都合良く亡き祖母の豪邸(?)なんか使えるのか、とか、主人公も親友も生活費はどうしているのか、とか、つい突っ込みたくなるご都合主義な部分もあるのだが、その辺は目をつぶりましょう。

 ここにも登場する、ドラマや映画によく出てくる、自分の子どもに「産まなきゃ良かった」などとふざけたことを言う、クズ母。もちろん母だけが重荷を背負わされる状況には多少の同情も感じるが、それにしても、どこの子どもが「産んでくれ」って頼むんだよ?! 頼まれてもいないのに勝手に産んでおいて「産まなきゃ良かった」って、マジで100回死んでくれ!!! この世の中に、これ以上のふざけたセリフがあるか???

 ところで、FTMのトランスジェンダーを「男優」が演じるのって、反則じゃない??? と思ってしまった。ドラマや映画に登場するのは圧倒的にMTFで、それらはまず間違いなく男優が演じているのにね。

 どうでもいいけど西野七瀬って、どんどん顔が変わって、全然誰だか分からなかった。元々は美人じゃないけど個性がある顔だったところ、整形しまくったのか、そこそこ美人だけど個性のない顔になっちゃって、それって役者としていいことなんだろうか・・・???

鑑賞日:2024年6月13日
製作:2024年・日本


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