☆ THE 15:17 TO PARIS(15時17分、パリ行き)

監督:CLINT EASTWOOD
出演:SPENCER STONE
   ANTHONY SADLER
   ALEK SKARLATOS

 まるで列車内のパニックアクション映画かと思わせるようなタイトルや予告編にだまされて見てみたら、全然違った。列車内のシーンがメインだと思っていたから、子ども時代のエピソードから延々と続く盛り上がらないお話にも我慢して、いつ盛り上がるか、いつ盛り上がるか、クライマックスはまだか、と待っていたのに、結局最後まで一切盛り上がることなく、アクション映画ですらなくて、「時間を返せ!」と言いたい(まあ、飛行機の中での暇つぶし視聴だったんだけどね)。子ども時代の場面に出てくる「バカ母」どもに辟易した時点で見るのを止めておけば良かった。

 これ、宗教映画でしょ?! 頼むから、「神の思し召し」とか「神と共に」とか、アクション映画だと誤解した人が時間を無駄にしないようなタイトルにしてくれ。あるいは、この映画は「エンタテインメント」作品ではなくて「ドキュメンタリー」だと、分かりやすく表示するとかさ。被害者まで本人が演じるてのはある意味すごいとは思うけど、映画として全然面白くない。イーストウッドは何がやりたかったのか。

鑑賞日:2018年6月14日
製作:2018年・アメリカ


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