頭はいいけど地味で鈍くさい女子中学生が、何故かイケメンに好かれ、一緒に時空を越えて、4年前に失踪した父親を探しに行くという、冒険ファンタジーというか、夢物語。基本的に子ども向け。純粋に楽しめるのは小学生までかも。
主人公といい、主人公たちを導いてくれる「ミセス」たちといい、その外見の地味さ加減には感動を覚えるほど。見事なまでに華のない映画である。その代わり(?)化粧や衣装はド派手だけど。
一方、主人公にはイケメンが寄ってくるし、父親もイケメン(なにせ、シンデレラの王子様だからね)。これって、地味な女の子に夢を与えるための映画? ってか、監督(女性)の夢か・・・???
主人公の弟役の少年(DERIC MCCABE)には、あまりの芸達者ぶりに脱帽。まさに天才子役。
原作は割と有名な児童文学。うちの子も読んだことがあり、それで映画も観たいと言い出した次第。しかし子どもによると、原作とは違う部分も多いらしい。
映画からは、「外見なんか気にするな」という少女へのメッセージをガンガン感じるのだが、でも出てくる男はイケメン・・・。ま、一般的な「『女』は外見が命」的価値観へのアンチテーゼとして、悪くないかもね。(男だって、外見が大事なんだよ!!!)
製作:アメリカ
鑑賞日:2018年3月11日
映画館:AMC Puente Hills 20
ロウランド・ハイツ