待ってました! T2の正当な(?)続編というか、ジェームス・キャメロンによるターミネーター第三作。ちゃんと直前にターミネーターの1と2を改めて見ておいたから、準備はばっちり、どっからでもかかってこい!(???)
序盤からクライマックス級の戦闘&カーアクションで、開いた口がふさがる暇がない。このペースで最後まで突っ走るのかと、逆にあせってしまった。もちろんそんなことはなくて、ちゃんとメリハリあります。前2作にはなかったような、笑わせてくれるシーンも多々。
そして、鍵は女性。なにしろ主要キャラ4人中3人が女性である。キャメロンの予言(?)が当たれば、来年の大統領選挙は女性候補が初当選?!(飛躍しすぎ・・・)
それにしても、改造人間(?)MACKENZIE DAVISのインパクトがすご過ぎて、2大レジェンドのサラ・コナーもシュワちゃん型ターミネーターも霞みがち。鍛え上げられた長身から繰り出される攻撃は説得力ありまくり。ホレボレと見とれてしまう。かっこいい〜〜〜!
もちろん、アラ還リンダ・ハミルトンも素晴らしいと思います。これまでの人生、心置きなく太陽の光を浴びてきました、アンチエイジングって何ですか?!とでも言いたげな、くっきりと人生が刻みこまれた凛々しいお顔。ハリウッドの多数派、フィラー系のパンッパンにふくれあがった、「シワがなきゃいいってもんじゃないだろ!」と言ってあげたくなるようなお顔のおば様方とは対極に位置している。それでこそサラ・コナー! あなたはそのままで美しい! これが人生! 人間誰でも年取るのに、本物の若い子に若作りの外見で勝負挑んで、どうすんの???
シュワちゃんはまあ、出てこないとお話にならないんだけど、これまた人生ならぬ「ターミネーター生」が刻まれたお顔で、ターミネーターも年取るんですかい・・・??? テキサスの家でのシーン、何やらつい先日観た、ランボー5のスタローンと思いっきり重なってしまったんですけど・・・。メキシコがらみといい、これって本当に偶然???
一方、今回初登場の新型ターミネーター「REV-9」は、デフォルトの人間姿の地味なこと、地味なこと。「T-1000」がいかにもサイボーグっぽいつるっとしたきれいなお顔だったのと対照的に、「中の下」というか全く印象に残らないというかその辺にいくらでもいそうな顔。まあ、役割や機能を考えると、顔なんか影が薄くていいんだろうな。
今回ターミネーターに狙われる女性、ダニのキャラは、途中で急変し過ぎだろ!と突っ込みたくなったけど、まあ、わずかの間に強くたくましく成長したということで・・・。
役者の年齢を考えると、これ以上の続編はないと考えられるから、これが本当に最後のターミネーター。劇場の大スクリーンで観られて良かった♪
でもって、繰り返しになるけどMACKENZIE DAVIS、本当に格好良い・・・。シビれる・・・。
製作:アメリカ
鑑賞日:2019年11月3日
映画館:AMC Puente Hills 20
ロウランド・ハイツ